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奥華子CONCERT TOUR '10~'11 弾き語り~4th Letter~(@船橋市民文化ホール) [奥華子]

【ご注意】
本日記には、コンサート内容やキーとなる演出など、核心に具体的に触れています(いわゆる「ネタばれ」です)。 まだコンサートをご覧になられていない方は、その点にご注意いただきますようお願い致します。

・・・・・・・
10/7(木)、奥華子さんの全国ツアー「4th Letter」の船橋公演を観に、船橋市民文化ホールに行ってきました。

船橋市といえば、奥華子さんの生まれ育った街です。
そして僕もまた、船橋市に生まれ育ち、現在も住んでいます。

■船橋市民ですが、船橋市民文化ホールに来たのは初めてです
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船橋市民文化ホールは、ツアーの他の会場とは異なり、自主公演の形を取っていました。
チケットは、会場から会社が近いきんぎょさんにお願いしてゲットしていました。おかげさまで、なんと前から2列目のセンター付近という、超特等席で観賞することができました。(ありがとうございます♪)

さらに、当日は奇跡的に仕事の都合が上手くついて、17時半には地元に到着することができました。本当に運が良かったです。

■「本日の催し物」の字体が味わい深いですね
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きんぎょさん、まるおさんと合流し、会場前で話していると、いろんな知り合いの方々が声をかけてくださりました。
...みなさん、来るのが早いですね。(笑)

ミスドで話しながら開演の時間を待ったり、さらに諸事情でmixiを退会したP(S)さん(お久しぶりです♪)、学会のついでに関西から船橋までいらしていたMさんなど...、お話していたらあっという間に開場の時間になりました。

物販では「トランプ」を購入しました。

■どこか懐かしい雰囲気の漂うホールでした
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・・・・・・・
開演前に会場に入ると、なんと!船橋市の藤代市長(藤代孝七さん)がご挨拶をされていました。
アンデルセン公園に引き続き、わざわざ応援に駆けつけてくださっていたのには、驚きました。
奥華子さんは、地元のスターですよね。

さて、今回のステージも、背景は濃いブルー系の基調です。

ステージ向かって左側にはいつものキーボード「KAWAI SPECTRA」が、右側にはグランドピアノがセットされています。
端のほうには木があって(これ、本物の木だそうです)、奥のほうには白いベンチがあって、落ち着いた雰囲気のステージセットでした。

19時ちょうど。開演の時間になりました。

奥華子さんが登場!!会場からは大きな拍手が贈られます。

今日の衣装は、白いTシャツの上に紺色系のアーガイルチェック模様ありのベスト。下はまぶしい紫色のダボっとしたニッカポッカみたいなズボン。...華子さんって、ダボパン好きですよね。(笑)
靴は紺色のデッキシューズでした。
髪の毛をずいぶん切ってさっぱりしていますが、これは説明不要でしょう。(笑)

一礼をして、グランドピアノに静かに着席しました。
この緊張した空気は、好きですね。

~ 1. rebirth [P] ~
1曲目から、とても声が伸びています。
至近距離で観るピアノ演奏は、迫力があります。

演奏後、楽譜をめくってそのまま続けます。

~ 2. 帰っておいで [P] ~
次の3曲目へと繋がる曲でした。
地元・船橋を想って歌ってくれました。

~ MC ~
演奏後、起立して深々とお礼をしました。
いつもどおり、めいいっぱいのお辞儀をしてくれます。

ステージセンターから、キーボードへ移動。

「こんばんはー!帰ってきましたー、船橋ー!!ようこそ『奥華子CONCERT TOUR '10~'11 弾き語り~4th Letter~』へ。」
「奥華子、この船橋市に生まれ育って、初めてこの船橋市民文化ホールで歌わせていただきます!!」
「今日だけのライブ、みんなと作っていきたいので、どうか盛り上げてくださーい。」

「...広いですね。(笑) 会場には何度も来たことがありますが、歌わせてもらうことになるとは...。色んな想いがこみ上げてきます。」

「『rebirth』そして『帰っておいで』、2曲続けて聴いていただきました。...あっ『帰っておいで』って、自分で言っちゃいました。(笑)」

「今日はニューアルバムからたくさん歌います。」

「地元・船橋に帰ってきたら、この歌を歌おうと思ってました。」
「千葉に生まれて想った曲です。聴いてください、『僕が生まれた街』。」

~ 3. 僕が生まれた街 [K] ~
先ほどの「帰っておいで」とともに、好きな曲です。
この曲を聴くと、なぜか菜の花畑を思い浮かべてしまいます。

~ MC ~
「ありがとうございます。『僕が生まれた街』聴いていただきました。」
「このライブ、始まる前に市長さんが来てくれました!」
「いっぱい思いがあって、このコンサートが終わるまでに自分の思いを伝えきれるかどうか...。」
「このコンサート、特別なものにしたいと思います。」

「次の曲は、シングルとして発売し、ゲームのオープニングに使っていただきました。今までにない奥華子の世界に挑戦しました。聴いてください、『ガラスの花』。」

~ 4. ガラスの花 [K] ~
この曲もすっかり聴きなれましたが、やはり弾き語りでの演奏はいいですね。

演奏後、ピアノに移動しました。

~ 5. 羽 [P] ~
背景のスクリーンには、青空に流れる雲が映し出されます。
間近で観ていると、ピアノの指使いがすごいです。

演奏後、キーボードに移動しました。

~ MC ~
「どうもありがとうございます。『ガラスの花』そして『羽』を聴いていただきました。」

「...ふなばしー!!元気でしたかー!?」

僕はアホみたいに「はーい!」って返事をしました。(笑)

「今日初めて来てくれた人ー?」
「2回以上の人ー?」
「じゃあ10回以上の人ー?」
「デビュー前から知ってくれてる人ー?」

...この質問は微妙でした。僕は一応デビュー前から知っていたのですが、ライブ参加歴は1年ほどなので...。ここで手を挙げるのは遠慮しておきました。(笑)

「ありがとう。よく飽きずに来てくださって。(笑)」

「このステージ、豪華なんです。あの木(ステージ上のセットに木が置いてありました)、本物の木なんですよ。」
「ステージがちょっと高くて、一番前の人、見にくいでしょう?」
「(ステージ向かって左側に移動し)こっちはピアノが後ろですね。...配置をどうしたらいい?(笑) いつも考えるんですよ。鍵盤が見えないと、手も弾いてないように見えてカラオケみたいだし。...どうしたらいいか、よかったらアンケートに書いてください。(笑)」

「この船橋市民文化ホール、中学のときにジュニアオーケストラでトランペットをやっていて、毎週日曜に来ていて、本当に思い出深い場所です。」

「船橋市の人ー!?」

僕はもちろん大きく手を挙げました。(笑)

「ところで、奥華子の代表曲ってなんでしょう?」

水戸でもした質問なので、あえて黙っていました。

「涙の色ー!!」

まずは変化球の返答が出ると、客席から次々と声が上がりました。

「...みんな急に元気になりましたね。(笑) いろいろ出ましたが、(自分の曲には)ズバ抜けているものがないので...。(笑)」

「アニメ映画『時をかける少女』の曲、『ガーネット』を歌わせてもらいます。」

ここでピアノに着席しますが、先ほどのステージ配置ネタの延長で、座った姿勢から、ピアノの向こうのほうを覗いてみせました。(笑)

~ 6. ガーネット [P] ~
ショート版でした(よね?)。

演奏後、キーボードに移動しました。

~ 7. 幸せの鏡 [K] ~
なんかこの曲では、鳥肌が立ってしまいました。

~ 8. 逢いたいときに逢えない [K] ~
背景は、紫色のライトが照らされていました。
先ほどの「幸せの鏡」に続いて、とても歌声が響く感じがします。
この歌詞は切ないですね...。

~ MC ~
「ありがとうございます。『ガーネット』から『幸せの鏡』、『逢いたいときに逢えない』を聴いていただきました。...幸せの絶頂から、別れの谷へ落ちる感じですね。(笑)」

「『幸せの鏡』は、小4からの友達が結婚するときに作った曲です。本当に子供はかわいいんです。じゅうたんにお絵描きされても、『あとで掃除します』って感じで、全然腹が立たないんです。(笑) その子は船橋に来て七林に転入してきた子なんですが。」
「路上ライブ、ラジオ、友達も、何でも出会いだなってしみじみ思います。」

「...ちょっと明るい話をしましょう。(笑)」

「(先ほどの質問に関連して)デビュー前から知ってくださった人もいます。最近知った人は、『奥華子は(昔は)どんな感じだったか?』と思いますよね。」

「歌い始めたのは20歳ぐらいで、そのときはまだメガネをかけてなくて、ネグリジェみたいのを着ていました。(笑) 5年ぐらい続けて全く売れず、それでも『浜崎あゆみより売れる』みたいな、根拠のない自信があって。そして今のスタッフに出会って。『そんなに凄いならとっくに売れてるだろ!』って言われて。」
「路上ライブには、キーボード、アンプにCDを100枚ぐらい持っていかなきゃいけなくて。...ネグリジェ着てる場合じゃないと(笑)、Tシャツにカーゴパンツのスタイルになりました。」
「顔が地味だな...って話をスタッフとしていて(笑)、たまたま赤メガネをかけてみたら、CDが3倍売れて、人も止まってくれました。それから赤メガネをかけるようになったので、伊達メガネなんです。」
「船橋駅の路上ライブでは、...あっ、市長さんがいますがナイショで。(笑) バスターミナルの上の広場が音が響いて好きでした。でも路上ライブはなかなか上手く行かないこともあります。」

「この前、『ザ・ミュージックアワー』観てくれた人?そこで赤メガネの話をしていました。」
「中居さんが呼んでくれた瞬間、『ふつうだねー』って言われました。全国民の平均の真ん中、みたいな。それをすぐ言い当ててくれたのが嬉しかったです。(笑) それで、メガネを取った顔を見せてくれという話になって、向こうのほうでスタッフに『×(バツ~!)』の合図をされました。...で、後ろを向いて2人に見せたら、爆笑されました。...よくよく考えたら、自分の普通の顔を笑われたんですね。...お父さんお母さん、ごめんなさい。(笑)」

「私はよく色んな人に似てると言われます。北斗晶さん、あと弁護士の...、」

ここで僕は、「本村弁護士ー!!」ってツッコミを入れてあげました。(笑)

「そうそう、本村弁護士!あとはウーパールーパーとか。のぺっとしたものに似てると言われます。(笑) すし屋のバイトをしていたときには、『千代大海に似ている』と言われました。(笑) で、番組で千代大海との合成写真を出されて、似てて衝撃でした。...自覚はしていたんだけど。(笑)」

「番組のテーマソングを考えていったら、『中居くんステキ』って歌を作らされました。...実は(ああいう企画のときは)だいたい考えてから行くんですけど、あの時は本当に即興で、追い詰められました。」

「今日は即興で、地元ネタを入れた歌を作りたいです。」(拍手)
「私も27歳まで千葉に住んでいました。」

ここで、千葉名産を会場のみんなに聞いて、そのキーワードを歌詞に入れて即興で歌を作ってくれることになりました。

「チーバくん!!」
「(千葉ロッテ)マリーンズ!!」
「さざんかさっちゃん」

華子さんが「さざんかさっちゃん??」って聞き返していました。
僕も知らなかったのですが、さざんかさっちゃんは船橋駅にある銅像の名前だそうです。

「ちばぎん」
「なのはな体操」
「落花生」
「bayFM~!!」
「オランダ屋」
「ドドンパ」(←これ何でしたっけ?忘れました(笑))
「千人の音楽祭」(←船橋市内の小中学校、ジュニアオーケストラも出演します)
「汗一平」(←スポーツ健康宣言のキャラ。会場では「あすいっぺい」と聞き間違えられていました。船橋市民の僕も知らなかった(笑))

「汗一平」には、華子さんは「また銅像ですか?銅像は重要なんです(笑)」と。

あと、先ほどのすし屋「しゃり膳」の名前も出ました。

華子さんは即興の千葉の歌を作るべく、頭をひねり始めました。

「みんなちょっとしゃべっててください。(笑)」

しばし時間があって、

「...整いました!!」(爆笑)

「みんなで作った千葉の歌、今日だけ歌います。」

~ (番外). 千葉のうた [K] ~
キーボート演奏で歌います。
「千葉といえばbayFM♪」
「わたしが働いていたのは『しゃり膳』♪」
「チーバくんは銅像じゃない♪」
...という感じの曲でした。結局、銅像ネタですか。(笑)


「ちょっとここで、奥華子CMソングコーナー!!」

~ 9. CMメドレー [K] ~
(1) ガスト(チーズINハンバーグ編)
  → 「最近ちょっとオペラっぽくなってる歌ですが。(笑)」

「そしてもうひとつ。最近またやってますね。」

(2) お部屋探しマスト

この2曲の後、会場から「mixiのうたー!!」ってリクエストが出ました。

「...みんな、来るねぇ。(笑) mixiはまた今度...。(笑)」

このあとの「TEPCO~!!」のリクエストに応えてもう1曲。

(3) TEPCOひかり

CMメドレーのシメは「TEPCOひかり」でした。

「この辺りでみんなの知ってる歌、カバーソングコーナーをいきたいと思います。千葉・船橋...、何か関係があるものをと思って。1996年のYAMAHAティーンズフェスティバルの募集を、ジュニアオーケストラをやっててイトウ楽器で見まして。まだ曲を作り始めてすぐぐらいだったんですが、マグレで千葉大会に出て、BUMP OF CHICKENさんと一緒になったんです。BUMP OF CHICKENさんは、私と年が同じくらいなんですよね。([注]:メンバー全員1979年生まれ、千葉県佐倉市出身) そのBUMP OF CHICKENさんの「天体観測」を歌わせていただきます。」

~ 10. 天体観測 [cover] [P] ~
懐かしいですよね。
ややスローなテンポ。華子さんが歌うと、違った曲に聴こえます。

~ MC ~
(ピアノに座ったまま)「聴いてください、『秘密の宝物』。」

~ 11. 秘密の宝物 [P] ~
今回は、この曲に関するエピソードの話はありませんでした。
演奏後、キーボードに移動しました。

~ MC ~
「『そろそろ、明るい曲があってもいいんじゃないか?』という、みなさんの声が聞こえてきました。(笑) みなさん大丈夫ですか?ここでテンションが変わります。今までの曲は、忘れてください。(笑)」
「ニューアルバム『うたかた』の中から、『虹の見える明日へ』という曲を歌います。ちゃんと歌を歌ってもらえるところを作りました。今からちょっと歌ってみます。」

ここで、華子さんはサビの部分を歌ってみせました。

「『手をつなごう~♪』と『明日へ~♪』の2番のサビの部分。この部分を輪唱みたいに歌って欲しいんです。いきなりだと声が出にくいので、ちょっとやってみましょう。」
「2Fのみなさん、元気ですかー!?」

2Fのみなさんは、「うおーーっ!!」って感じの元気な方々が揃っていました。(笑)
輪唱の練習をしましたが、みなさんバッチリついてきています。

「...さすがですね。さすが千葉。(笑)」

「歌っていない人も、10倍ぐらいの声を出してくださいね。(笑) ちゃんと後ろのほうまで見えています。」

ここで、後ろのほうの人の服装などを言い当てていましたが、華子さんってホントに視力がいいんですよね。

「2Fの人も元気ですか!?1Fも!?」
「それでは行きましょう。『虹の見える明日へ』。」

~ 12. 虹の見える明日へ [オケ+トランペット] ~
水戸公演に続いて驚かされました。
今回は、キーボードの足元にトランペットを置いていたのですが、全く気付きませんでした。
今回も、トランペットを持ちながら、客席を走り回っています。

~ MC ~
「びっくりした?(笑)」
「いつか船橋のライブでやりたいと思っていたんですが、お恥ずかしい。小4のときのほうが上手く吹けてました。(笑)」

ここで、客席から「マイトランペット?」や、さらに「どこのメーカー?」というツッコミがありました。(みなさんツッコミが上手い)

「コルネットという楽器があって、誰もやる人がいなくてやっていました。」
「中学校では卓球部でした。"奥家"では家族が卓球部という伝統がありまして。(笑) お父さんもだし、兄の太郎も卓球部でした。それで学校以外で(楽器ができるものが)ないかと調べたら、船橋ジュニアオーケストラがあって。」
「高校は女子高に行ってたのですが、スカートがちょっと短いと怒られたりとか、校則が厳しかったです。高校では帰宅部で、やりたいこともなくて、それで音楽をやろうと思って音大を志望しました。...でも、ピアノの先生には『無理だ』と言われて。『どんだけ難しいのかわかってるのか』と。それで、『トランペットならば...』と思い、押し入れや川辺で練習しました。そんな感じで大学で4年間も(トランペットを)やって、...まぁ気がついたらビアノで歌ってました。(笑)」

「...息も落ち着いたので、ここから奥華子の、じっとりとしたナンバーを(笑)たっぷりとお届けしたいと思います。」

~ 13. 楔 -くさび- [P] ~
うわっ、ものすごく久しぶりな曲が聴けて嬉しいです。
ここでこの曲をはさんだのは、やっぱり地元の思い出と関係があるからなのだろうか...?

~ MC ~
「『トランプ』、『パズル』、『泡沫』、3曲続けて聴いてください。」

~ 14. トランプ [P] ~
~ 15. パズル [P] ~
~ 16. 泡沫 [P] ~
ニューアルバム「うたかた」から、怒涛の3連奏でした。
ゆったりした「トランプ」に続いて、「パズル」のピアノ演奏は圧巻でした。
そして「泡沫」も、ピアノ演奏に気合いが入っています!
サビの手前でペダルを「ガスッ!!」っと蹴る音が聴こえます。

ただただあっけに取られて、口をあけて観賞していました。(^^;

~ MC ~
「『トランプ』、『パズル』、『泡沫』、続けて聴いていただきました。」

「最後に歌った『泡沫』という曲は、10年前ぐらいに作った曲です。まだ22歳で大学を卒業したばかりでした。自分の恋愛も色々あって、その時のことを歌っています。ホントに『好きって何なんだろう?』と思って作った曲です。ライブでは歌っていたのですが、なかなかCDに入れるタイミングがなくて。CDに入れるということは、より多くの人に聴いてもらえるということで、今回入れました。」
「この曲があるから、アルバムのタイトルが『うたかた』になりました。アルバム14曲全部揃って通して聴いたとき、どの曲も『うたかた』だなぁーって思って。」
「『うたかた(泡沫)』とは、泡のように消えてしまうという意味です。もちろんハッピーな明るい曲もあるのですが、そういう曲も含めて、全部が『うたかた』です。...人と触れ合っていても絶対的なものはないし、こうしてここに生きていることも(それ自体が)『うたかた』なんだなって。だから、儚いからこそ愛しいと思えるという曲が多いです。無意識で『タイトルは"うたかた"だ』と思ったんでしょう。」

「(いま歌った『泡沫』のほかに)もう1曲昔の曲が入ってるんですけど、その曲も10年前ぐらいに作った曲です。」
「この曲は、あるイベントライブで握手会があって、(そのファンの方に)『しばらく来れないんだ』と言って下さって...。その人はいつも見る人(いつもライブに来てくれる人)なんですが、家族の看病のため、来れなくなるとおっしゃっていました。」
「それから少し時間があって、この間、『お久しぶりです』と来て下さって。その握手会のときに、『...残念ながら、自分の思いは届かなかった』と...。私はびっくりして、なにも言えなかったんです。」
「そのときもらった手紙に、私が前に作った曲で(曲のフレーズを引用して)、『あなたの手となり足となり、看病したんだ』と書いてて...。(その曲は)『自分にとってのテーマのような、特別な曲になりました』と書いていました。」
「私が(その曲を)作ったときは、何もわかってなかったんだと思いました。『ホントの意味で言葉を選んでいたのか?』と。...でも、そのように言ってもらえて、私にとっても特別な曲になりました。


 「それでは、.....聴いて下さい。『木漏れ日の中で』。」


~ 17. 木漏れ日の中で [P] ~
大切なエピソードを語ってくれたあとで、しっとりと歌ってくれました。

~ MC ~
「どうもありがとうございました。『木漏れ日の中で』、聴いていただきました。」

「このコンサートはずっと楽しみにしていて、この船橋市民文化ホールでライブができて、ホントに嬉しいです!」

「最後に1曲聴いて下さい。奥華子で『初恋』。」

~ 18. 初恋 [P] ~
最後は、今回のアルバムの軸となっているこの曲。
もはや奥華子さんの代表曲のひとつになりました。

~ MC ~
「どうもありがとうございましたー。奥華子でしたー!!」

客席に向かって深々とお辞儀を2回。
そして、ステージを去るときに1回、お辞儀をしていきました。

当然のように、アンコールの拍手が起こりました。
アンコールの拍手の中、奥華子さんがステージに再び姿を現しました。

衣装を着替えていて、上はバナナ色の4th LetterツアーTシャツ(通称:4T(笑))。
下は、黒っぽいダボっとしたズボンです。

「ホントに今日は、この船橋市民文化ホールに来て下さって、ありがとうございました。」
「この場所で生まれ育って、念願の場所で歌えて、...このままでもっともっとこの時間が続いてくれたらいいなって思いました。...全曲ライブとか。(笑)」
「今年は大阪での活動が多かったのですが、もっと応援してくれている地元でたくさん(ライブを)やりたいと思います!」

「船橋で路上ライブをやってるときは想像もできなかったのですが、今回は40会場41公演をやらせていただいています。」

「7月にアルバムが出る前、もしかしたら全国ツアーができないんじゃないかと思っていました。ホントはもっと楽しくアルバムを作らなきゃいけないのに、全然曲ができなくて...。今までもできないことはあったけど、今回は、『そもそも何のためにやっているんだろう?』って思ってしまって。『CDは何で出すんだろう?』って。路上(ライブ)では、その場で終わってしまうけど、持っていって欲しくてCDを作っていました。でも今はそれが逆になって。まずCDを作って、そこから歌いに行くんです。」
「自分の気持ちが全然ついていかなくて、全く(アルバムが)出来る気がしなかったんです。」
「一度きりの人生だから、違う人生もあるんじゃないかと思いました。みんなの前で(こんなことを言うのは)失礼かもしれないけど、もうヤメてしまおうかと考えていました。...そのぐらい、わからなくなっていたんです。」
「最後の最後、(社長に)『みんなに謝って来い!!』と言われて...。でも『ホントにそれでいいのか?』と。今までやってきたことを思い出して、みんなの顔を、握手してくれた人とかを思い出して...。いまここでやめたら、みんなにはもう会えないと思って。」
「締め切りを過ぎていたけど、みんなとライブで会えることを想像しながら、『これなら伝わる』と思って、そのことだけを考えて作った曲があります。この曲が出来て、他の曲も納得がいくようになりました。諦めないでよかったです。」
「"たかが奥華子"で、恥ずかしい話なんですけど、こうしてみんなの顔が見れて嬉しいです!ありがとうございます!!」

いつもよりさらに深々とお辞儀をする華子さん。
会場からは、割れんばかりの拍手が贈られました。

「...その最後に作った曲を聴いてください。『元気でいてね』。」

~ 19. 元気でいてね [K+Rhythmbox] ~
アカペラでの歌いだしです。
その後に、リズムボックスがスタートし、演奏開始です。

「どうもありがとう!」

客席からは、手拍子が贈られました。(ズッタタズッタ...♪)

ここでリズムボックスがスタート。

「奥華子メドレ~!!」

~ 20. メドレー ~
~ 20-(1) Birthday [K+Rhythmbox] ~
~ 20-(2) Happy days [K+Rhythmbox] ~
~ 20-(3) 自由のカメ [K+Rhythmbox] ~

自分としては、恐らく初めてのアンコールメドレーです。

まず「Birthday」から。いつもの足踏み奏法です。(笑)

「ありがとう千葉ー!!」
「ありがとう、生まれた街ー!!」
「ありがとう、今日この船橋文化ホールへきてくれた人ー!!」

「Birthday」の1番の終わりでリズムが変化し、そのまま次の曲「Happy days」へと流れていきました。

「知ってる人は、一緒に歌ってください!!」
「そろそろ、手がジンジンしてきた?(笑)」
「みんな歌ってくれる??」

この流れのまま、最後「自由のカメ」へ。
このノリなら、スタンディングでも良かったと思うんですけどねー。
残念ながら、スタンディングは無しでした。

「今日はありがとーう!!」
「また、待ってるね!」
「ありがとう!!」
「ホントに手がジンジンしてるでしょう?(笑)」
「ありがとう!!」

会場の隅から隅に向かってお礼を言いながら、何度も何度も、深々とお辞儀をしてくれました。

手を振ったり、セットの奥のベンチに座っておどけてみたり。(笑)

時刻は21:50。
実に、2時間50分に及ぶライブでしたが、華子さんが「もっともっとこの時間が続いてくれたら」と語っていたこの船橋公演は、あっという間の時間のように感じられました。

終演後、華子さん自身によるアナウンスが流れました。

「本日の公演、誠にありがとうございました。」

今回も、アナウンスの華子さんに向けて、会場から拍手が贈られました。

今回の会場は自主公演の形だったためか、終演後の会場をカメラで撮影している人がチラホラ見られました。(係員からは特に注意なし)
また、ステージ撤収作業をしていたナガミーさんに、「ナガミー!!」って声援(?)を送っている人もいましたね。(笑)

・・・・・・・
終演後、バナナ色の「4T」が欲しくなってしまったので(笑)、物販コーナーに行ってみました。
驚いたことに、ほとんどのグッズが売り切れになっていました。
残っていたのは、大小タオルとPSPサイズのポーチのみ。

「すいません、バナナ色のTシャツもう無くなっちゃいました?」

そう聞くと、物販の横にいたいつもの男性(ランデブーの社長さん?)に、

「ごめんなさーい。また今度お願いします。」

と言われました。

...「また今度」って、僕の顔を覚えてるんでしょうか?(笑)

僕:「んじゃあ、このハンドタオル1枚ください。Tシャツはまた今度にしますね。」
男:「いつもありがとうございまーす。」

...やっぱり。完全に僕の顔、覚えられてるみたいですね。(笑)

■bayFMからも花が贈られていました
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公演の後は、色んな方々とお話をさせていただきました。
みなさん、どうもありがとうございました。

時間が遅かったのでみなさんはお帰りになりましたが、地元のマイミクのきんぎょさんと、ちょっとお茶を飲んで帰りました。

■今回の戦利品
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今日の公演は、地元・船橋ならではの歓迎モードで楽しかったです。
会場のお客さんのツッコミも、みなさん上手いですね。
そういう意味では、ステージの華子さんと会場のみなさんとの距離がとても近くて、まさに路上ライブの休憩中の雑談みたいだなーって思ってしまいました。

最後に、セットリストをまとめます。


【奥華子 CONCERT TOUR '10~'11 弾き語り~4th Letter~
                          船橋市民文化ホール】
  1. rebirth [P]
  2. 帰っておいで [P]
  3. 僕が生まれた街 [K]
  4. ガラスの花 [K]
  5. 羽 [P]
  6. ガーネット [P]
  7. 幸せの鏡 [K]
  8. 逢いたいときに逢えない [K]
  X. 千葉のうた [K]
  9. CMメドレー [K]
   9-(1) ガスト(チーズINハンバーグ編)
   9-(2) お部屋探しマスト
   9-(3) TEPCOひかり
 10. 天体観測 [cover] [P]
 11. 秘密の宝物 [P]
 12. 虹の見える明日へ [オケ+トランペット]
 13. 楔 -くさび- [P]
 14. トランプ [P]
 15. パズル [P]
 16. 泡沫 [P]
 17. 木漏れ日の中で [P]
 18. 初恋 [P]
  (アンコール)
 19. 元気でいてね [K+Rhythmbox]
 20. メドレー [K+Rhythmbox]
   20-(1) Birthday
   20-(2) Happy days
   20-(3) 自由のカメ

 
★改訂メモ★
10/17(日) P(S)さんのご指摘により、華子さんの兄弟は「兄」の誤り修正。
10/23(土) きんぎょさんのご指摘により、トランペットの記述を「水戸公演」に訂正。

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コメント 7

P(S)

日記のアップ、待ってましたよ~(^O^)

いつも詳細な日記をありがとうございますm(__)m
会場の様子が想像できました。                  


って自分も行っただろう(お約束の寒いボケです(^_^;)

今回は私の事まで本文に入れて頂き、有名人になった気分です(^_^)

最高のステージで、本当にあっという間に時間がたっちゃいましたね。
女性が目から出る汗用でタオルを持参するのは華ちゃんのコンサートだけでしょうね。

ひとつツッコミを 「太郎さんってお兄さんですよね?」
papiko



by P(S) (2010-10-17 11:24) 

まっちゃん

P(S)さん(笑)、先日は久しぶりにお会いできて嬉しかったです(^o^)

ちょっと平日は仕事でカツカツの生活を送っていますので、更新が遅くなりました。

ライブに参加した気分を味わえましたか?


...って、来てたじゃないですか!(笑)

僕も、涙腺がやばい瞬間が何回かありましたね。
さすが地元だけあって、会場との一体感もあり、最高のステージだったと思います。

「太郎さん」のご指摘、助かります。m(__)m
「一姫二太郎」っていうのが頭にあって、間違えちゃいました(笑)
by まっちゃん (2010-10-17 21:38) 

まっちゃん

★P(S)さんへ追伸

修正履歴を、日記末尾に追記しましたー(^^)v
by まっちゃん (2010-10-17 21:39) 

あっこっこ

まっちゃんさんお久しぶりです!
マイミク申請してもらったのにリア友の写真もアップしてるのでOK出来ずにいました。ごめんなさい!!
そしてあたしもこの日は旦那と参戦しましたよ!1階の後ろから2列目でしたが(笑)
まっちゃんさんいるかなぁ~とは思ってましたがそんな神席とは!いいなぁ~あたしはチケ発売の日を忘れていたので後ろの席になってしまいましたよ。でも華ちゃんの歌声はどの席で聴いても幸せな気分になれるので大満足でしたけどね!
あたしは去年結婚式でしあわせの鏡を使ったのでまさか今回またこうして聴けたのが一番嬉しかったです☆
また遊びにきまーす♪
by あっこっこ (2010-10-17 22:24) 

まっちゃん

★あっこっこさんへ

こちらこそお久しぶりです!
お元気でしたか?

マイミク申請が通らなかったので、嫌われちゃったかなーって思って、ちょっとショボーンでした。(笑)

会場にいらしていたんですね♪しかもご夫婦で。(^^
さすが地元ならではの、素晴らしいコンサートでしたよね。

神席は、親切なマイミクさんのおかげです。(^^)v

実は、後方の席って会場全体が俯瞰できて音もいいので、前方とは違った楽しみがありますよね。

「幸せの鏡」は想定外でしたよね。
ご夫婦で聴けてよかったですねー。

もしよければ、また遊びに来てくださいね♪
コメントもお待ちしています。(笑)
by まっちゃん (2010-10-17 22:34) 

きんぎょ

まっちゃんさん

一ヶ所、あれ?と思ったところがあります。
虹の見える明日へ で、
「川口に続いて驚かされました。」と書いていますが、
水戸公演の事ですか?自分の理解不足でしたらごめんなさい。
by きんぎょ (2010-10-22 01:39) 

まっちゃん

★きんぎょさんへ

ご指摘ありがとうございました。(^^

訂正するとともに、末尾の改定履歴に記名させていただきました(笑)

なんで間違えたんでしょうねー。

by まっちゃん (2010-10-23 14:47) 

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